先週も継続して、日経平均は強かったです。
先週のブログで、「コロナショックは多分来ない」と書きましたが、その通りになりそうです。金曜日に東京の新規感染者は500人を超えましたが、日経平均は全く崩れませんでした。
これでコロナが要因での暴落・調整は来ないと言っても良いでしょう。
ただコロナ以外の要因で相場が崩れる事は、今後警戒しておいた方が良いです。
Twitterなどを見ても、少し楽観的な投稿やニュースが増えてきた感じです。
Fear&Greed指数は90を超えて、かなり強気な相場になっています。
https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
信用買い残と売り残金額も、今年の1月・コロナショックが起こる前の水準に戻っています。
信用買い残が2.4兆円を超え、信用売り残が1兆円を下回ると警戒した方が良いと思います。これが今後、更に信用買い残が増えると、いよいよ警戒しないといけません。
例えば、2018年は、かなり相場も好調だったので、信用買い残は3兆円を超えて、最大で3.6兆円まで増えました。一方、信用売り残はそれほど増えておらず、貸借倍率は4.8倍まで達していました。
ただ2018年の年末12月に、クリスマスVIXショックが起き、市場は大暴落しました。
きっかけは大したことなかったのに、市場全体がクラッシュしました。
株式市場の暴落は風船でイメージする
私は相場の崩れを「風船」でイメージしています。
風船がどんどん膨らんでいると、どこかでキャパシティを超えて風船は割れます。
風船が膨らんだ大きさによって、割れた時の衝撃も大きくなります。この「風船の膨らみ具合・大きさ=信用買い残数の多さ」になります。
また風船は針で突っついたり、外部から刺激を与える事でも割れます。
この針が、暴落を起こす「きっかけ・トリガー」です。
針も鋭さが異なっていて、例えば、コロナや戦争・テロなどはかなり鋭い針で一発で風船が割れます。一方、景気指標の悪化、有名企業の倒産なども針の1つですが、それで風船が割れないケースもあります。
「風船の膨らみ」と「針」が組み合わされる事で、株式市場の暴落は発生します。
この2つのうち、データから予想できるのは「膨らみ=信用買い残数」です。
一方「針=きっかけ」は、いつ起こるか正確に予想する事はできません。
過去に正確にきっかけを予想(予言)できた人が、どれだけいるでしょうか?
東日本大震災、9.11のテロ、リーマンブラザーズの破綻、今回のコロナショック、いつも事件は突然起こるものです。
となると個人投資家ができる事は、風船の膨らみ具合に対して、警戒をする事しかないです。
今の株式市場は、こんな感じのイメージです。バラエティ番組でよくあるやつですね。
いつ風船が割れるか分かりません。まだまだ膨らむかもしれません。
半年先になっても、株価は上がり続けるかもしれません。
ただ、この状態で、どのようなスタンスで投資を続けるかが大切です。
いずれ割れることを想定しながら、強気に利益を取りに行くのか?
それとも常にハラハラするのは精神的に良くないので、安全圏に避難するのか?
ちなみに私は後者の安全圏に逃げる派です。今後更に株価は上がり、チャンスを逃す事になるかもしれません。しかし株式投資を長く続ける中で大切なことは資産を守ること、ディフェンス・防御です。無理をせず、確実に勝てる時に大きく勝負すれば良いのです。
ぜひ、皆様もご自身で、今後の投資スタイスを考えてみて下さい♪