昨晩6/5(金)にアメリカの5月の雇用統計が発表されました。
予想よりかなり良く、ダウは829ドル高(+3.15%)で引けました。
日経平均もこの2週間とても強くて、約2000円高(+10%)と大きく上げました。
こんなにも早くバブル相場が来るとは想定外でした。まだまだ、この強気相場は続くでしょう。
個人投資家の皆様で一番やってはいけない事は、変に天井を決めてしまい、ダブルインバースを買ったり、空売りをやる事です。特にインバース系を買うのは駄目です。
ここから、どこまで株価が上がるか分かりませんし、下落相場が来る根拠も乏しいです。もし下落・調整相場が来たとしても、それがいつなのか、どれくらい下がるかも分かりません。
あまりにもインバース系の銘柄を買う人が多く、非常に残念で勿体ないなと感じています。インバース系の買い所、空売り・ショートのタイミングは、また別途ブログで書こうと思います。
利確のタイミングを考える
先週のブログでは「早売りはせずに、しっかりガチホで」と書きました。
www.happy-investment-life.comただ、これだけ相場が強いとガチホとは言え、そろそろ利確したくなる頃でしょう。
利確のタイミングは皆様が「好きな時に売ればいい」と思っていて、それくらい利確のタイミングは難しいです。
(と述べられている有名個人投資家が多く、私もその受け売りですが(;^_^A)
参考までに私の利確のタイミングの考え方をご紹介します。
①含み益が20~25%を越えたら
私は含み益20~25%を目標に銘柄選定をしています。
この目標値の理由は『複利』にあります。
下のグラフは、元手の資金を10倍するために、何%の利回りで何回繰り返せば良いかを示したものです。
だいたい10回くらいで10倍にするためには、利回り20~30%の間になります。
(利回り20%だと13回、25%だと11回、30%だと9回です。)
それ以上、利回りを求めても必要な回数は、それほど増えません。
一方、利回り10%以下だと繰り返し回数を増やす必要があるので、大変です。
10回くらいであれば、毎年20~30%の含み益を出せば10年で10倍にすることができます。多くの有名投資家や投資本で20~30%を目標にされているのは、これが理由だと私は思ってます。
②株を買った時の理由・ルールが崩れたら
株を買う時は、何らかの理由やルールを決めて買っているはずです。それが崩れた時が売り時です。目標の含み益に行ってなくても売りです。利確は正義です(笑)
私を例にすると、私は「貸借倍率が低い銘柄の踏み上げ相場」を狙っています。
よく踏み上げ相場になる鳥貴族<3193>を例に説明します。


まずは貸借倍率を見ます。貸借倍率が高くなると言う事は、信用売りが減り、信用買いが増えたという事です。
空売りの買い戻しと、新規の買いが発生しているので、おそらく株価も上がっているでしょう。これで株価が上がってなければ、予想外で計画が外れた事になり売りです。
貸借倍率の目安としては1.0~1.2くらいかなと思ってます。
次に週足のボリンジャーバンドを見ます。日足だと投資の時間軸が短く、月足だと長すぎるので、私は週足を見ています。
最初の目安は+1σまでです。上手くモメンタムが入り勢いがつけば、+2σまでと見ています。それ以上は、ボーナスタイムで相当「運」が良かった時ですね(笑)
ちなみに鳥貴族の+1σは2449円で、今週末の株価が1806円です。もし+1σまで行けば、+643円(+35%)になりますね。貸借倍率も少しずつ増えて来ていますが、0.46とまだ低いです。
この2点を私ルールで考えれば「鳥貴族はまだ売り時ではない」と判断できます。
(実際に今から買うかは、分かりません。既に現物で安く持っているので)
③市場全体が崩れたら
個別銘柄ではなく、市場全体が崩れるような事件が起きたら、その時は全力で逃げです。含み益が消えても、買い値と同じくらいで撤退できたらOKでしょう。
以上、私の利確タイミンングのルールでした。
この上げ相場で、しっかりと『買い』で仕込めた方は、ぜひ少しずつ利確のタイミングを考えてみて下さい。
今回、乗り遅れた人は今から慌てて買うのではなく、次に調整相場が来た時に、どんな銘柄を割安で買うかを、ゆっくりと考えて見て下さい♪
定期的に調整・下落相場は来ますから。