先週のブログでは「しっかり底を確認して、無理に買わない」と警告しました。
www.happy-investment-life.com結果は2週連続で下落しました。コロナウィルスが世界経済に与える影響は相当大きいです。
来週以降の注意点をいくつか挙げます。
日銀買いのリバウンドを期待しない
先日3/3に、日銀が5000億円を金融市場に供給すると発表し、3/2、3/6にそれぞれ1002億円のETF買いをしました。そうすると日銀のETFの買いは、残り3回だと推測されます。
この日銀買いを期待して、買うのは止めた方が良いです。いつ日銀のETF買いが入るのか分かりませんし、それ以上にコロナウィルスの影響は大きいです。更にこのタイミングで海外投資家、機関投資も空売り数を増やしています。
全体相場が下降フェーズなので、このような時は無理をせず市場の流れに従うのが一番です。日銀のETF買いは「株価の急激な暴落を防ぐためのブレーキ」くらいに思っておきましょう。
ショートリバウンドは、空売りの買い戻しか?
株価は下降フェーズですが、たまにリバウンドして株価が戻る時が来るでしょう。
これは底値と判断した個人投資家の買い、日銀ETF買いもありますが、機関投資家の空売りの買い戻しも含まれています。
そして、ある程度株価が回復したところを狙って、機関投資は再度、空売り玉を増やします。
このショートリバウンドを買い戻しと勘違いして「買い」に入ってしまうと、機関投資の思うツボです。この上下の株価の動きに個人投資家は揺さぶられて、結局損失を広げてしまいます。
熟練の個人投資家なら、「押し目買い」の逆の「押し目売り」のタイミングと判断して、機関投資家に便乗して空売り玉を増やすかもしれません。
ただ既に空売り比率は高まっており、3/6に過去最高の52.1%になりました。今回の大下落で慌てて空売りに入っている個人投資家が多いのではと推測されます。中途半端な位置で空売りをすると、機関投資家の買い戻しで、逆に踏み上げられて損してしまう可能性もあります。
中途半端な位置ではなく、しっかりポジションを見極める必要がありますが、なかなか判断が難しいです。それなら無理に売買をしないことが大切です。
今、何より一番大切な事は『無理をしない事』です。コロナウィルスのワクチンが完成するなど根本的な解決策が出ない限り、下降トレンドは続くでしょう。
もしリーマンショック級の大下落が来たら、それは10年に1度の大暴落です。
でも裏返せば・・・・、
10年に1度の大チャンス・大買い場でもあります。
その時に投資資金がない事は、非常に残念で、すごく後悔するでしょう。
今は無理をせずに、しっかり資金を貯えておきましょう。