コロナウィルスが日本国内に蔓延していますが、ラックランドの2019年12月期決算説明会に参加してきました。
ラックランドは、年4回も株主優待が貰えるので昨年から注目していました。
6月と12月は3000円相当の東北地方の名産品詰合せ、3月と9月はECサイト「ご当地こわけ」で使えるクーポン2500円分(商品分2000円、送料補助500円)が貰えます。
さらに配当も年間25円貰えます。
このブログ執筆時の株価2117円で考えると、配当+優待の利回りは6.37%になります。
かなり高利回りですね~。
ただ、あまり事業内容、ファンダメンタルズを確認せずに購入してしまったこともあり、今回決算説明会に参加してきました(;^_^A
会場に到着
場所はベルサール東京日本橋。コロナウィルス対策で、入り口に説明文と消毒液が置かれていました。


会場はこんな感じ。4つのスクリーンが置かれて、かなり広かったです。
参加者は年配の方が多かったですが、みんなマスクしていない!!
(大丈夫か!?肺炎になったら高齢者の方が危ないのに・・・。)
望月社長からの説明が始まる
早速、望月圭一郎社長からの説明が始まります。第一印象は『若い社長だなぁ~』。
配布資料は52Pもあり、説明時間は45分。時間内に終わるのかな~と不安でしたが、非常~~~に分かりやすい説明でした。
ラックランドの事業をタローなりに説明すると、商業施設・飲食施設の施工プロデューサー。場所・空間作り集団。
設計から工事、建設まで請け負うという感じです。
ラックランドのホームページからは、いまいちイメージできませんでしたが、結構、有名な所(日比谷ミッドタウン、LINKS UMEDAなど)の設計・建設をやってます。
また社長の説明が非常に上手く、中長期戦略、現状分析がしっかりできているなと思いました。質疑応答も、事前に株主から質問を集計している事で、スムーズに進みました。
質疑応答で気になった点をいくつか紹介します。(ピンク文字はタローの感想です)
①コロナウィルスの影響
顧客の中ではホテルが特に厳しい。ただ客先の状況は厳しいが、ラックランドは店舗の建設なので影響は少ない。既に昨年受注した大型案件の工事が継続中なので、それほど心配していない。
ただし、中国で生産しているウォッシュレットやエアコン部材など、一部調達できない事は起きている(これは既にニュース等で一般報道されている事実)
これに対しては顧客に現状を正しくお伝えした上で、代替品への変更、工程・納期の見直しなどで対応する。
→ こういう所に誠意が見えますよね~。
②オリンピック後について
オリンピック前は、東京都・関東圏に案件が集中しているが、地方が手薄だったり、大阪万博があるため、需要がなくなるわけではない。大手ゼネコンも悲壮感はない。
むしろオリンピック開催中は地方案件に集中できそう。
→ これはタローも別のゼネコン系の会社から聞いた事があり納得。
そもそも、オリピックバブルがそんなになかった。なのでオリンピック後も変わらないのではと考えている。
→ これが一番笑いました(笑)確かにバブルなかったな~~。
③子会社の財務管理(会計不祥事対策)
この数年で色々な会社をM&Aしていて、子会社が増えると管理・透明性の保証が難しくなり、会計不祥事のリスクが高まるのでは?という株主質問です。
これへの回答は
・ラックランド本体から将来の幹部候補生を派遣して、育成を兼ねて現場管理している。
・会計管理はラックランド本体で行い、さらにグループ会社全体で使える共通システムを導入する。
各質問で、しっかりと回答されていたと感じました。社長を含めた執行役員も、終始余裕の表情・笑顔でした。こういう雰囲気は、説明会に行かないと分からない事です。こういう事から、会社の状況・内情が分かったりします。
ちなみに、去年の決算は悪かったらしく、社長も元気がなかったそうです。
今年は「元気にハキハキと説明されてましたね~」と株主から言われていました。
社長が若い、M&Aが多い、今年はV字回復という点から、RIZAPの瀬戸社長を少し彷彿してしまいました(笑)
決算説明会のお土産
最後にお土産もしっかりいただきました♪
JOHN KANAYAのフィナンシェ・ショコラ!!
・・・、これが目的で参加したんじゃないかって?
いやいや、ちゃんと投資家として投資先を見極めて、うんぬんかんぬん。
・・・、まぁ、こういうお土産も説明会の楽しみですよね♪
さて、ラックランドの今後の投資方針ですが、
①基本的には中長期保有。月足で見たら右肩上がりのチャートです。
②ただし、コロナウィルスショックで日本株全体が崩れる可能性があるので、安値になったら再購入。
もう少し財務とかファンダメンタルズをチェックしたいですね。
この3連休の宿題にします♪