最近、ZOZO<3092>の株価が気になっていて「買う」かどうか悩んでいます。
今日は、そんなZOZO株を分析してみます。
増える信用売り残
まず先週から信用売り残が急増し、信用買い残が減少しています。
(参考)3092 (株)ZOZOの信用取引残高(2019-04-19算出)
これはマイナス決算を予想し、決算前に空売りが大きく増えたからだと思われます。
実際に4/25決算の翌日はマイナス材料により、-201円(-9.28%)と大きく株価を下げました。決算前に空売りした人は正解でしたね♪
kabutan.jpこの大下落を見た個人投資家が、更に空売りを行っている可能性があります。
しばらくは売り基調だと思いますが、このタイミングで空売りに入るのは「既に時遅し」です。買い戻しの反転が期待できるので、GW明けの信用売り残をぜひチェックしておきたいですね!!
レーティング
野村証券とGSが「最上位を継続+目標株価を増額」を継続しています。
kabutan.jp特に野村証券は、かなり強気で4/25のレーティング発表では、「買い」判断でしたが、目標株価は2880→2700円にダウン。しかし、その翌日4/26は、2700→3000円にアップしています。かなり強気であることが分かりますね。
2020年度の業績は?
今期2020年度は、売上高1360億円(+14.9%)経常利益320億円(+24.4%)の見込みです。売上高は17期連続増収ですが、経常利益に関しては、2018年度の327億円以下なんですよね・・・。ほぼ同等。
(参考)ZOZO (ZOZO) 【3092】:決算/業績・財務推移 [通期/半期/四半期] | 株探
これを、どう判断するかです。
2020年度の対策として、問題となったZOZOARIGATOを中止し、代わりに①ZOZOCARD事業の再開と②中国ZOZOTOWN進出に再挑戦します。PB事業も見直しが入ります。
これらが全て上手くいけば、2020年度の目標も達成できるでしょう。
逆に、これらがコケると復活は更に難しくなると思います。
特に中国進出は、結構厳しいのではないかと思います。中国経済衰退していますし、安く売るだけなら、競合もたくさんいそうですし。ここがターニングポイントになると思っていて、タローもしっかり分析しようと思います。
チャート分析
チャートは日足は微妙ですが、週足の短期線が中期線を抜こうとしています。
月足は、長期線がじわじわと伸びて来ていて、短期線が下降してます。この短期線が一旦長期戦と交わり、切り返すと面白いと思います。
また月足のボリンジャーバンドは-2σ付近。1700円を割ってきたら面白いですね!!
月足→週足の順に動きがあるチャートなので、長い目(週・月単位)で見る必要がありそうです。
全ては前澤社長次第かな?
なんだかんだ言って、キーを握っているのは前澤社長だと思います。
決算発表の4/25にTwitterを再開されましたが、相変わらず批判されているようで…(苦笑)
結局、この方の、発言・行動にかかっているかな~と思います。
株価のV字回復には、マイナスからのプラス転換材料が必要です。それは赤字からの黒字化だったり、不祥事からのリスタートだったりします。
ZOZOの場合、前澤社長の聖人化(≒リスタート)かな~と個人的には思っています。もう少しまともなツイートが増えたら、面白くなると思います。
「映画版ジャイアン」みたいに普段悪い人が、急に良い事をし始めたら、イメージが良くなるやつです(笑)
結論
以上から、ZOZOの買いはもう少し様子見します。超短期で取れるかもしれませんが、まだ底値と切り返す材料が見えません。
ポイントは
①GW明けの信用売り残数。売り残が増えて、買い残が減っていたらチャンス!!
②日足・週足のチャートの形。日足チャートの動きが見えたらチャンス!!
③前澤社長Twitter~。聖人化して、アンチが減ってきたらチャンス!!
切り返す材料が欲しいですよね~。今のところ、信用売りの買い戻しくらいしかないです。 しばらく継続して監視です♪