昨日、RIZAPの松本氏が取締役を退任される事が報道されました。
RIZAPの決算発表は5/15(水)ですが、その前にも関わらず、日経新聞から「RIZAPは19年3月期は70億円の最終赤字となったもようだが」と謎の先行報道がされ、昨日4/25にRIZAP株は大下落しました。(これ絶対にアウトだと思うんですが・・・。)
しかし、この大下落に合わせ、タローは大量のRIZAP株を追加購入しました。
今日は、この理由についてご説明します。
松本氏の退任はマイナス材料ではない!!
Twitterなどでは、松本氏の退任について、ネガティブ・否定的な意見が多いです。しかし、タローはこれをポジティブな材料と捉えました。
松本氏は瀬戸社長とRIZAPに魅了されて、取締役を承諾されました。しかし、M&Aのやりすぎで、不採算事業が増えていたのは誤算だったでしょう。そこで松本氏はRIZAPの再建にシフト・注力されました。
松本氏ほどの男気がある方が、途中で再建を投げることはないでしょう。不採算事業の売却が完全に完了して、V字回復の目途が立ったと推測します。
実際に以下のようなコメントをされています。
松本氏は、「グループの構造改革において、緊急的に実行すべきものは目処が立ち、短い期間だったが、一定の役割を果たすことができた。RIZAPグループには将来が期待できる事業がいくつか存在し、必要な施策を着実に実行することで今期は黒字化、来季はV字回復できると期待している」とコメントした。
松本氏は、完全にRIZAPから離れる訳ではなく、6月以降はRIZAPの特別顧問を務められます。
では何故、松本氏は取締役を退任しないといけなかったのでしょうか。
タローはリストラ・構造改革が影響していると思います。
今回、かなりの規模でリストラ(人・事業の売却)を断行しています。それに対して、不満に思っている人は多いでしょう。社内の雰囲気も暗く、これからの士気もなかなか上がらないでしょう。
実際、リストラを断行した人が、社内に残っていたら、どう感じますか?
だからこそ、松本氏は汚れ役を引き受け、男気を持って退任されたのです。
これができる会社は、なかなかないです。
その代わりに、新しく取締役に就任したのは、中井戸氏です。この采配が非常に良いです!!
中井戸氏は、元SCSK代表取締役会長兼CEOで、RIZAPの社外アドバイザーでもありました。中井戸氏は、SCSK時代に働き方改革を行い、残業を減らしつつ業績を維持されました。
このように働き方改革に積極的で、社員に優しい方が取締役に就任される訳です。これはリストラ後の会社の雰囲気が一気に良くなる可能性があります。
このような人事采配は、なかなかできないです。タロー的には非常に良い発表だと感じました。
本当に70億円の赤字か?
日経新聞は「RIZAPは19年3月期は70億円の最終赤字となったもようだが」と報道していますが、これ本当か?と感じました。
前回3Qの決算発表を分析しました。確かに、この時は約70億円の赤字でした。
おさらいするとRIZAPの赤字で問題なのはジャパンゲートウェイとワンダーコーポレーションの2社です。この2社で約55.2億の赤字で、赤字全体の約72%を占めます。
このうち2Q時点でジャパンゲートウェイは売却・撤退。この時点で25.1億円の赤字はなくなります。
その次に、3/29にタツミプランニングの戸建て住宅・リフォーム事業を高松建設に約15億円で売却することを発表しました。これで7.3億円の赤字が縮小しつつ、15億円の売却益を得る事ができます。
以上から、次の決算発表で、赤字は縮小しているとタローは判断しました。
おそらく30~50億円くらいじゃないかなと。2019年度は赤字決算でしょうが、2020年度の業績予想は、高い確率で黒字転換だと思います。
株価も安い。テクニカルも良し
最後に株価の妥当性です。4/25時点の日足ですが、ボリンジャーバンドの-2σを超えて、-3σの275円にタッチしました。
RIZAP<2928>、ボリンジャーバンド-3σタッチ。
— 株式投資犬♂タロー (@happy_taro6) 2019年4月25日
売り煽り、welcomeです🐶👍 pic.twitter.com/W16KI0Loo3
これは絶好の買い場だと思い、一気に購入しました。
以上がタローがRIZAPは「買い」だと思った理由です。
まずはGW明けの5/15の決算発表が第一のタイミングですね。この内容によっては、株価が上昇する可能性もあります。
うまく行けば、2~3倍(600~900円)も狙えると思います。
さてさて、どうなるか・・・。楽しみですね!!♪