2019年は「バイオ・医薬品」以外に「IT医療」もテーマになりそうと思ってます。
今日は、2019年1月から好調なサイバーダイン<7779>とCiメディカル<3540>のチャート分析をします。
高金利貸株銘柄は要注意!!
まずは、この2銘柄のチャートを見てみましょう。
サイバーダインは2017年の12月末に、Ciメディカルは2018年3月をピークに株価は下降しています。
こういう形のチャートは多く、1度株価が高騰した後は、1度株価を大きく下落させる必要があります。そもそも、この2銘柄のファンダメンタルズ(PER、PBR)は適正値ではありません。いわゆる仕手株、または需給のバランスが崩れた過熱株と言えます。
こういう株が、再浮上するのには、長い時間が必要です。ゆっくり株価を下げ、市場に出回る浮動株を増やす必要があります。
そのため証券会社は何をするかというと、貸株金利を上げるのです。
貸株はタローのブログで何度も取り上げていますが、貸株金利が上がると、その分、空売り玉が増え、多くの場合は株価は下がります。
(※貸株について、詳しく知りたい方は、こちらを参考に)
www.happy-investment-life.comSBI証券の場合、サイバーダインは6.0%、CIメディカルは8.0%です。
楽天証券の場合、サイバーダインは7.0%、CIメディカルは8.0%です。
(本ブログ執筆時点で。)
かなりの高金利です。その結果は、週足チャートに表れていまよね。
こういう銘柄は、絶対、下降フェーズで買ってはダメです!!
しっかりと切り返したところで買い直すべきです。
切り返しの兆候を掴む
とは言っても、なかなか「切り返しのタイミング」は分からないですよね。そういう時こそ、しっかりとチャート分析が必要です。
まずサイバーダインの日足、週足からです。
日足のMACDは、1月の初めにプラスに切り替わっています。
週足は4週連続の陽線で、それが週ごとに幅が大きくなっています。この時点で、上昇傾向に気配を感じられます。
日足で見ると1/4から10日目あたりで、短期線を越えています。これも1つのサインだと思います。ここの1月の第2~3週あたりで、入れたらOKでしょう。
ここで、大切なのは、日足・週足を切り替えて分析することです。
「足」を切り替えることは、視野を広げたり、狭めたりしてチャートを見る事になります。
「森を見て、更に木を見る。木を見て、遠目から森を見る」分析ですね♪
(専門用語を使うと、マクロ・ミクロ分析ですね。)
サイバーダインは、先日は陽の丸坊主(大陽線)、先週は下髭陽線で終わっています。これは非常に強いサインです。来週以降も、更に強い上昇が期待できます。
次にCiメディカルです。
Ciメディカルも、1月から切り返しています。こちらも日足チャート1/4から10日目あたりで、短期線を越えています。
しかし、チャートの形は、少し良くないです。
日足の最後の3日間を見て下さい。大陽線が出た次の日、強い上髭陽線が出ています。これは非常に強い「売り」のサインです。最後は、買い支えも入ってなんとか下髭陰線で終わってますが、週足チャートは上髭陽線です。
まだ売り圧、または短期利確売りが多いかなと思います。
しかし、来週以降、再度、株価を下げたところがチャンスかなと思います。そこから再度、上昇チャートになればOK、ならなかったら「逃げ」です。
以上、まとめると
①高金利貸株銘柄は、基本的に売り圧が強い。下降チャートの時は絶対に手を出さない。
②明確な切り返しを確認して、買いに入る。特に短期線を上回った時がチャンス。
さて、来週以降どうなるか?楽しみですね。
また、同じようなチャートの形の銘柄があれば、ぜひ参考にしていただい、
チャレンジしてもらえればと思います。