タローは、2013年から株式投資を始めて、今年で6年目になります。
その中で、「損切」って本当に大切だな~と思います。
でも、なかなか出来ていない人が多いです。だいだい8割の方が「損切」がちゃんとできていないと感じます。
今日は、その損切の大切さと、損切の目安などについてご紹介します。
損切でポートフォリオを健全に
例えば、50万円の株が25万円まで暴落しました。その後、運よく45万円まで回復したします。もし損切しなかったら、次のようになります。
45万円まで回復しても、それでもまだ-10.0%の含み損です。その間、ずっーーーーとマイナスの含み損を見続けることになります。
これを25万円で、損切して、再度買い直したとします。そうすると次のようになります。
45万円まで回復すると、なんと+80.0%の含み益になります!!ずっーーーーとプラスの含み益を見ていられます。
この違いがお分かりでしょうか?
どちらの場合も、-5万円損しています。しかしポートフォリオとしては、マイナス・プラスのどっちを見続けるかが違います。
では次に、45万円になった株が、再度30万円まで下落したらどうでしょうか。
損切しなかった場合は・・・、
-40.0%の含み損地獄に出戻りです・・・。
損切した場合は・・・、
まだ+20.0%の含み益です。安心して株を持っておくことができます。25万円まで再度下がることを懸念して、一度利確することもできます。
このように損切をしておくことで、ポジティブに色々と運用方法を考える事ができます。
一方、ずっと含み損地獄だと、思考と動きが停止してしまいます。全く動けなくなってしまい、気持ちも沈みます。
今回、25万円で損切していますが、もっと早くに損切しておけば、もっと違いが顕著になります。25万円以下に下がってしまった場合も同じです。
損切の目安は?
では損切は、どのくらい株価が下げたらやるべきでしょうか?
-5%?それとも-10%? なかなか「これだ!!」という目安がないですよね。
タローも最近まで色々と悩んでいましたが、最近あるルールを決めました。
それは・・・
「ストップ高しても、含み損が解消されない時」
ストップ高しても、それでも含み損が解消しないと、気持ちもへこみます。なので、そういう株は、思い切って損切して、次の銘柄に移行します。
含み損の割合としては、約-25~30%です。
ストップ高、2~3発しないと含み損が解消しない株は、もうダメだと思ってます(;^_^A
損切は『資産の構造改革』
会社も事業が不調で赤字の時は、リストラをしますよね。リストラは、人をクビにするイメージがありますが、本来の意味は「リストラクチャリング=再構築」です。不採算部門・事業を売却したり、会社の無駄をなくすことです。
損切も同じです。含み損という「不採算」を切り捨てて、リストラクチャリング・構造改革することです。
タローは、損切のマイナス・損失は「構造改革のための費用」だと考えています。必要経費なんです。そう思うと、抵抗なく損切ができるのではないでしょうか?
一方、何度も損切をして、資産を減らす「損切貧乏」な方もいます。これも会社でいえば、せっかくリストラしたのに、変な事業に投資したり、無駄なモノを買ったり、能力の低い人を再雇用してしまうことです。こんなリストラを繰り返しいたら、そりゃ会社も倒産しますよね?
損切をした後は、より慎重な再投資が大切です。この再投資は、以前の失敗をしっかり反省・分析し、より慎重に投資しなければいけません。
また、同じ銘柄で損を取り戻そうとするのも危険です。
(太陽光ビジネスに失敗したのに、また違う太陽光ビジネスを始めるみたいなことです。)
株の銘柄にも相性や、上げ下げの時期があります。その銘柄とは縁がなかったと思って、次の相性の良い強い銘柄に移行するべきです。
ただ、優待・配当狙いで愛着がある銘柄であれば、再度安値で買い直すのはアリだと思います。
以上が、タロー流の損切論です。少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいです♪
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
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