このところ、ウルフ村田さんやトンピンさんの銘柄が話題になっています。
これに対して、Twitterでは否定的な意見・批判も多いです。少し前のタローもそうでした。
ただウルフ村田さんはよく「株は期待値だ」と仰っています。
色々と考えていましたが、この「期待値」って大切だな~と思いました。
そこでタローなりの「期待値」についての考えをご説明します。
ハイリスク・ハイリターンを狙う
まず、仕手株5銘柄を20万円ずつ買うとします。
そのうち1銘柄だけ上手くいって5倍(+400%)で利確、その他は大暴落が起きて1/2倍(-50%)で損切したとします。結果は以下の通りです。
1勝4敗ですが、+40万円(+40%)です。
次に、教科書通りに4銘柄を1.1倍(+10%)で利確、1銘柄を0.95倍(-5%)で損切したとします。結果は以下の通りです。
4勝1敗という好成績ですが、+7万円(+7%)です。
これが期待値です。要はハイリスク・ハイリターン(最初の例)を狙った方が、短期的には大きな利益を得ることができます。ローリスク・ローリターン(2番目の例)は、安全ですが、得られるリターンは小さいです。
「いやいや、いいようにデータを盛っているだろーー、嘘だぁーー!!詐欺だぁーー!!」
と思われの方もいるでしょう。
でも4銘柄を、半値になるまで損切しないのは、相当(アホ)なケースだと思います。逆に、このダメダメ損切を4回繰り返しても、1回の勝ちで取り戻すことができるのです。
一方、「1.1倍(+10%)で利確、0.95倍(-5%)で損切」は割と教科書的な手法です。これで4勝するのも、なかなか難しい事だと思います。更に4勝してもリターンは小さいです。
ローリスク・ローリターンがふさわしい時は?
ローリスク・ローリターンが完全にダメかというと、そうではないです。
先ほどの例では、1銘柄20万円で買いましたが、これが2000万円(全部で1億円)だとしたらどうでしょう。
利回りが7.0%なので、+700万円です。
この数字を見て、どう思われますか?
700万円って、上場企業の年収くらいあります。これで普通に1年暮らせると思います。
さらに、これを2度回せば+1400万円です。夢が広がりますね~~。
利回りは同じですが、元手が違うのでインパクトが大きいです。
ある程度、資金が溜まったら、無理にハイリスク戦法をとる必要がないのです。
(高配当銘柄を買っても良いかもしれません。)
この戦法の違いを正しく、理解することが大切です。
よくウルフ村田さんは、「1億円まで早く貯めろ!!」と仰っていますが、理由はこれです。多少、煽りも入ってますが(^-^;
1億円貯まれば、ローリスク戦法が取れるのです。
逆に普通に働いて、1億円貯めるのは、途方な時間がかかります。昇給しても、良い結果を残しても、年収が1.5~2.0倍になることなんて、稀です(外資系、ベンチャーくらいかな?)
頑張って働いて貯めても100~1000万円が限度ではないでしょうか?
まず自分の投資の立ち位置を確認することが大切です。
その中で、時にはハイリスクを取ることも大切で、一方的に仕手株・イナゴ株を否定することは良くないと思います。
おまけ
有名な個人投資家の、テスタさん、CISさんは、元々パチプロ出身だそうです。
パチンコは詳しくないのですが、ここでも「期待値」が大切だそうです。
当たる台もあれば、外れる台もあります。おそらく5台中1台でも当たれば、元手以上稼げるのでしょうね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
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