今週からPKSHA Technology <3993>のSBI貸株金利が12.0%にアップします。
貸株金利が10.0%を超えたら、空売り危険水域だと思います。今のところ、大きな下落はしていませんが、中長期的には要注意だと思います。
過去の10.0%以上の高金利銘柄で、JIG-SAW<3914>とFFRI<3692>の2つを例に上げます。
今年、高金利に目がくらみ、高値で買ってしまった2銘柄です・・・(泣)
絶賛塩漬け中・・・orz
まずは株価チャートです。
この2銘柄には、共通していることがあります。
- 期待値が大きすぎて株価が高騰して、その後、大下落。
その後もだらだらと下げている。
→ 仕手株だった可能性が高い(2018/12/06修正) - その時の流行りのトレンド技術を扱っている。
JIG-SAWはAI・IoT、FFRIはセキュリティ。 - 売上、利益は毎年増加。ROE・ROAが高く業績好調。
- PBRが高い。割高。
JIG-SAWの直近の数字です。



FFRIです。



2社ともROE・ROAが10%以上ですし、毎年売上高・経常利益を伸ばしています。
(FFRIは16年が赤字ですが・・・)
それに対してPBRは、約18倍と非常に高いです。
※ ちなみにPBRは「株価÷1株純資産」で計算されます。会社の実際に資産に対して、株価が何倍になっているかを計算します。これが1以下だと割安です。詳しくはこちらを↓
では、PKSHA Technologyの数字を見てみましょう。



ROE、ROAは10.0%付近で悪くありません。売上高・経常利益もよい感じで伸びています。
それに対してPBRは28.6倍!!これは高いです。
PKSHA Technologyは、東大初のAIベンチャーなので、まさしくトレンド・旬な技術を扱っています。
直近のチャート(日足・週足)は、こんな感じです。


少しダウントレンドな気がしますが、それ以上にJIG-SAW、FFRIと似ているなぁと感じます。
今後PKSHA Technologyは、緩やかに株価を下げていくと思います。ただし急激ではなく徐々に、時間をかけて。
PBR18~20倍まで落ちると仮定すると、
440円(BPS)× 18~20(PBR)= 7,920~8,800円
年初来高16,730円の約50%、半分になります。これは感覚的にもチャート的にも合ってるなと思います。
会社として業績が好調でも、投資家の過度の期待から株価が割高になります。それに対して、証券会社は貸株金利を上げ、空売りを行い、株価がどんどん下がっていきます。
まぁ適正価格に戻ろうとしているので、ある意味正しい動きですが。
これは高金利貸株銘柄に限らず、全銘柄に対しても言えると思います。割高な銘柄に対して、貸株金利が高くなったら要注意・アラートだと思えば良いです。
ふ~~、今年は高い授業料を払いましたが、良い勉強になりました。
もう少しファンダメンタルズ・バリュー理論を勉強・武装した方が良いなと思いました。
PKSHA Technologyを買うかどうかは、皆様の判断にお任せします。
半年後、タローの推測が合っているか、どうか?自分でも楽しみです(笑)