『逆日歩に売りなし』 『逆日歩に買いなし』 という株用語があります。
逆日歩とは、信用売り数が信用買い数を上回り、投資家に貸す株が足りなくなったときに発生します。信用売りしている人に対して、1日単位で利子(逆日歩)が発生します。
この逆日歩が大きくなると、信用売り側の負担が大きくなるので、買い戻しが発生します。いわゆる「踏み上げ相場」です。そのため逆日歩が発生すると「買い」のチャンスで『逆日歩に売りなし』と言われれます。
一方、短期的に見れば「売り」要素が強いわけです。一時的な買い戻しが発生しても、再度急落する可能性があるため、『逆日歩に買いなし』と言われます。
このバランスは、信用買い数、信用売り数のバランス(賃借倍率)の推移を見て判断するしかないと思います。
一方、ずっと逆日歩が付いている銘柄は、どう判断すれば良いのでしょうか?
結論から言うと、分からないです。ネットで色々と調べてみましたが、この事が書かれた記事は見当たりませんでした。
この疑問を抱いたのは、タローが所有しているFFRI<3692>の逆日歩をチェックしていたのがきっかけです。
FFRIって、ずっと長期間、逆日歩が付いています。
これが今年2018年1月から6月の賃借情報です。
赤が信用売り数ですが、ずっと不足して逆日歩が付いています。
参考までに、2017年の賃借情報も載せます。こちらも同じく、信用売り数の方が多いです。
株主優待狙いで、一時的に逆日歩がつくことはあります。
例えば、株主優待で有名なすかいらーく<3197>ですと、権利確定日の6月、12月末にむけて、少しずつ信用売り数が増えていきます。
今月6月は、権利確定日なので、逆日歩が付き始めています。
このような銘柄ですと、一般的な『逆日歩に売りなし』 『逆日歩に買いなし』の法則があてはまると思います。
FFRIの2017年からの週足チャートです。チャートだけを見ると、売り要素が強い気がします。
ずっと逆日歩が付いている銘柄については、今後も継続して分析していこうと思います。FFRI以外にも、このような銘柄があると調べてみます。
※ちなみにFFRIは、本日、年度最安値更新・・・。痛い・・・orz
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
このブログが面白かったら、ぜひ応援願いします♪