SBI貸株、高金利5.0%のASJ<2351>が、本日ストップ高をつけました!!
「RNCDDS」という技術の特許取得が材料のようです。
ASJはカイ気配、クラウド関連新技術「RNCDDS」で国内特許取得 | 個別株 - 株探ニュース
「RNCDDS」って、どんな技術だろう?と思い、論文を読んでみましたが・・・、
それほど、すごいか?
と思いました。
実はタローの本業はITエンジニアでクラウドストレージは、多少詳しいです。
ここでは、技術の詳細は説明しませんが、気になった点を紹介します。
①まだ要素・研究段階で実用化は、まだまだ遠い。
論文で比較されているHadoop・GlusterFSは、RNCDDSと同じような分散ストレージです。
※分散ストレージとは、複数のサーバ・PCを一つの巨大なストレージとして扱える・見せる技術です。
この2つの技術が安定的に実用できるまで約3~5年かかってます。それくらい分散ストレージの開発は難しいです。
またHadoopは、元々yahooで開発され、実際にyahooのサービスで使われていました。
GlusterFSはオープンソースのプロジェクトでしたが、RedHatが買収して支援が入っています。(今は、Redhat GlusterFSです。)
この2つのストレージは、オープンソースなので、誰もが開発に貢献でき、大規模な開発が可能です。多くの優秀なプログラマ・エンジニアの力で開発されました。
更に色々な分散ストレージが開発されましたが、残っているものは少ないです。
そんな難しい技術領域で、ASJ(+オレゴン大学?)だけで開発できるか疑問です。
②大幅に高速化しているか?
「RNCDDSは大幅な高速化を実現可能とし、ハードウェア容量を最大3分の1にする技術。」と紹介されています。
ハードウェア容量が1/3になるなら、処理速度も1/3(最低でも1/2)になるはずですが、論文を見てみると・・・、
1/3どころか、1/2もなってません。
さらに、この技術は、動画データの配信を目的にしているようですが、データ配信に重要な「ダウンロード」を見てみると、3/4程度しか速くなっていません。
さらに言うと、Hadoopって動画データなどのコンテンツ配信用のストレージではなく、ビッグデータ解析が得意なストレージです。比較対象として適切なのでしょうか。
ただ、このASJのスゴイところは・・・、
RNCDDSの特許出願・登録、論文登録のニュースリリースで株価が爆上げするところです(笑)
どこかのマスゴミが情報操作をして民意を煽るのと似ています(笑)
という訳で、この銘柄はノータッチかな(;^_^A
もし長期的に待てるなら、1,000~1,300円くらいで購入することをお勧めします。
(購入はご計画的に。タローは未推奨です。どっちや)
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